味覚ボーイズって誰?メンバーは?|伝説のキッチン・ソルジャー

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味覚ボーイズメンバー紹介|伝説のキッチン・ソルジャー

『伝説のキッチン・ソルジャー』を見ていて、6話でいきなりMV演出が始まった瞬間、思わず笑ってしまいました。

「え、本当にアイドル出身なんじゃ? みんな踊れすぎてるんだが!!」

おにぎりを一口食べた中隊長の妄想の中に突然登場する、5人組ボーイズグループ「味覚ボーイズ(미각보이즈/ミガクボーイズ)」。ネタ枠のはずなのに、キレのある群舞も表情管理も現役アイドルそのもので、韓国でも「これ誰?」と検索が殺到しました。

結果、ドラマの中の架空グループなのにMnet「M COUNTDOWN」に本当に出演し、さらに青龍シリーズアワードの祝賀ステージにまで立ったという、韓国ドラマ史でもなかなか見ない現象が起きています。

この記事では、味覚ボーイズのメンバー5人を全員まとめて紹介します。「踊れすぎ問題」の答えも、ちゃんとありました。

目次

味覚ボーイズとは? 『伝説のキッチン・ソルジャー』の妄想シーンから生まれたグループ

味覚ボーイズが登場するのは、TVING/tvNドラマ『伝説のキッチン・ソルジャー』(原題:취사병 전설이 되다)の第6話です。

主人公の炊事兵カン・ソンジェ(パク・ジフン)が訓練中に作った「アランチーニおにぎり」を、中隊長ファン・ソクホ(イ・サンイ)が一口食べる。その瞬間、彼の脳内で約3分フルサイズのアイドルMVが展開される——という構成です。

「おいしい」を表現するために、わざわざ3分のMVを丸ごと撮る。この振り切り方こそが、このドラマがヒットした理由そのものでした。

実は『伝説のキッチン・ソルジャー』の台本になかったシーン

驚くことに、味覚ボーイズは元々の台本には存在しなかったそうです。

「苦味」役のカン・ハギョンはインタビューで、現場でアイデアを出し合っているときに監督から「余興をやるぞ」と言われ、そのうち「君たち、アイドルをやることになりそうだよ」と通達された、と明かしています。俳優たちはそこで甘味・苦味などの担当を割り振られました。

そこから視聴者の「音楽番組で見たい」という声が殺到し、1か月半、深夜まで自主練を重ねて本当に音楽番組のステージに立つことになります。

ここまで作り込むのか、と驚く完成度の味覚ボーイズ

  • 楽曲:「My Flavor(マイ・フレーバー)」/人が感じる五味をテーマにしたエネルギッシュなダンス曲。2026年5月27日にOST Part.2として正式配信
  • ファンダム(ファンのコミュニティ)名:オミ(오미=五味)/ファン同士では「オミジャ(오미자)」と呼ぶ
  • 応援棒(ペンライト)しゃもじ
  • 音楽番組デビュー:2026年6月11日 Mnet「M COUNTDOWN」
  • 授賞式ステージ:2026年7月31日 第5回・青龍シリーズアワード(KBS 2TV生中継)

公式応援法まで用意されていたそうで、韓国のファンからは「これぞチュィラル」という反応が出ていました(※この造語については後述します)。

味覚ボーイズ メンバー一覧【全5人】

まずは一覧で。メンバー名はすべて「味+劇中キャラの名前」という構成になっています。

味覚ボーイズ名俳優劇中の役ポジション・特徴
苦味グァンチョル
(쓴맛관철)
カン・ハギョンキム・グァンチョル上等兵センター/ミュージカル俳優
甘味ムニク
(단맛문익)
イム・ジホタク・ムニク(行政兵)モデル出身
辛味スンウ
(매운맛승우)
イ・サンジュンチャ・スンウ赤いジャケットのアイドル顔
酸味サンウク
(신맛상욱)
カン・ジュンギュチュ・サンウク元アイドル(MYNAME)
塩味ジヨン
(짠맛지용)
キム・ムンギピョ・ジヨン一等兵爽やかキャラ担当

そしてここに、イ・サンイ(中隊長ファン・ソクホ役)が加わります。彼の扱いについては後半でたっぷり書きます。

苦味グァンチョル|カン・ハギョン(강하경)

MVでセンターに立っているのがこの人。ドラマ本編では、主人公を目の敵にする「怖い先輩」キム・グァンチョル上等兵です。

正体はミュージカル俳優。2016年に明洞芸術劇場の演劇『かもめ』でデビューし、『ロッキー・ホラー・ショー』『ママ、ドント・クライ』などの舞台に立ってきました。ドラマも『マザー』『シカゴ・タイプライター』『恋人』などに出演歴があります。

歌えるのは当然として、驚かれたのはダンス。本人はインタビューで「もともと特技は舞踊」と語っていて、歌よりむしろダンスに自信があったそうです。……いや、それ先に言ってほしかった。

ちなみに彼は「本当のアイドル出身であるカン・ジュンギュに、たくさん教わった」とも話しています。

甘味ムニク|イム・ジホ(임지호)

1993年生まれ、モデル出身の俳優。劇中では主人公のすぐ上の先輩にあたる行政兵(事務・総務を担当する兵士)タク・ムニクを演じ、「うちの部隊にもこういう人いた」と韓国の軍経験者から絶賛されたキャラクターです。

過去作は『賢い医師生活2』『チア・アップ!』『クミホ伝 1938』(サイトウ・アキラ役)『悪鬼』など。ちなみに『クミホ伝1938』のB班監督が、本作のチョ・ナムヒョン監督でした。この縁からオーディションにつながっています。

本人は実際に行政兵として兵役を経験しており、階級だけでなく「一等兵の初期か末期か」まで意識して芝居を組み立てたと語っています。味覚ボーイズについても「中途半端にやったら意味がない」と考えて臨んだそう。どうりでダンスのキレが違ったわけです。

辛味スンウ|イ・サンジュン(이상준)

真っ赤なジャケットで、いちばん「アイドルらしいビジュアル」をしていたのがこの人。公開直後から「本当にデビューして」というコメントが殺到しました。

2021年にtvN『ドラマステージ』シーズン4「ラブ・スポイラー」でデビュー。以降、『ブルーバースデー』『学校2021』『美女とスンジョン男』『チア・アップ!』『コネクション』『秘密はない』などに出演しています。

アイドル歴もミュージカル歴もない——にもかかわらず、中毒性の高いポイント振り付けを完璧に消化していて、正直いちばん「なぜ?」となるメンバーかもしれません。

塩味ジヨン|キム・ムンギ(김문기)

劇中では「憎めないトラブルメーカー」ピョ・ジヨン一等兵。グァンチョル上等兵にかわいがられているおかげで、軍生活を要領よく生き抜いているキャラクターです。

味覚ボーイズでは爽やかさ担当。終映後のコメントでは「ピョ・ジヨンに出会えたのは大きな幸運。音楽番組のステージに立つという特別な経験ができて、毎瞬間が楽しかった」と語っています。

そして次回作が、まさかの軍隊ドラマ『新兵』シーズン4。訓練所の助教ウォン・ヨンホ役だそうで、除隊した直後にまた入隊するスタイル。がんばってください。

【注目株】酸味サンウク=カン・ジュンギュは、正真正銘の元アイドル

「みんな踊れすぎ問題」の最大の答えがこの人です。

酸味サンウク役のカン・ジュンギュ(강준규/1993年8月9日生まれ)は、2011年にボーイズグループ「MYNAME(マイネーム)」のメインラッパー「JunQ(준Q)」としてデビューした、本物のアイドル出身です。

MYNAMEといえば、日本でも長く活動していたグループ。当時リアルタイムで追いかけていた方にとっては、「あの子がここにいるの!?」という再会になります。

グループ活動後は膝の手術により依兵除隊し、2021年から本格的に俳優へ転向。演劇『一等級人間』、映画『特送』、ドラマ『流れ星』『それぞれの事情』『レース』などでキャリアを積んできました。2026年8月現在は、大学路(テハンノ)で演劇『いまを生きる』(チャーリー・ダルトン役)の舞台にも立っています。

味覚ボーイズのステージで、彼だけ明らかに「余裕」があるのはそのためです。ラップの処理、表情の作り方、カメラの見つけ方——全部が「経験者の動き」。共演者が口を揃えて「彼に習った」と言うのも納得でした。

そして真の主役かもしれない、イ・サンイ

味覚ボーイズを語るうえで絶対に外せないのが、イ・サンイ(이상이)です。

そもそも味覚ボーイズは、彼が演じる中隊長ファン・ソクホの脳内妄想として発生したグループ。つまり全部この人のせいです。(笑)

しかも彼、この作品では「特別出演」という扱い。にもかかわらず最終回まで出続け、制作発表会にも出席し、M COUNTDOWNのステージにも立ち、青龍シリーズアワードの祝賀ステージにまでセンターで登場しました。韓国では「ちょっと出るから特別出演なんじゃなくて、特別だから特別出演」と言われています。うまい。

歌えて踊れるのは、当然だった

イ・サンイは1991年11月27日生まれ。もともと演劇・ミュージカル畑の俳優で、韓国芸術総合学校演技科の出身です。同期にキム・ゴウン、パク・ソダム、キム・ソンチョル、アン・ウンジンら——通称「レジェンド学番(同期)」と呼ばれる世代です。

2017年頃からドラマ出演を増やし、初期は悪役が中心。その後『海街チャチャチャ』のチ・ソンヒョン役で一気にお茶の間の人気者になりました。

さらに、MBC『ハンガー(놀면 뭐하니?)』発のプロジェクトグループ「MSGワナビー」のメンバーとしても活動し、『海街チャチャチャ』のOSTも自ら歌唱。つまり、すでに音楽番組のステージを踏んだことがある人なんです。

味覚ボーイズの中で彼だけ妙にステージ慣れしている理由は、ここにありました。

通訳の耳|字幕では消えてしまう「言葉のおかしみ」|『伝説のキッチン・ソルジャー』

ここからは、韓国語で見ているとクスッとくるのに、日本語字幕だとどうしても落ちてしまう部分を補足します。味覚ボーイズは、実はネーミングのダジャレ密度がとんでもなく高い企画です。

① ファンダム名「オミジャ」=五味子(実在する果実)

ファンダム名として紹介されたのは「オミ(오미=五味)」、ファンの間では「オミジャ(오미자)」と呼ばれています。

ここがポイントで、オミジャは韓国で誰もが知っている実在の果実「五味子(チョウセンゴミシ)」のこと。オミジャ茶として日常的に飲まれています。その名の通り、甘・酸・苦・辛・塩の五つの味を持つとされる実です。

つまり「五味のグループのファンダム=オミジャ」は、「五味子」という既存の言葉に完全に着地しているダブルミーニング。韓国の視聴者は聞いた瞬間に笑えます。日本語で「オミジャ」と表記されると、この一撃はまるごと消えてしまうんですね。

② 「チュィラル(취랄)」という新造語

韓国のSNSでこのドラマを語るとき、必ず出てくるのが「チュィラル」。

これは原題の「취사병(チュィサビョン=炊事兵)」と、「괴랄(クェラル)」という俗語を合成した造語です。クェラルは「奇怪+強烈」から来たネットスラングで、ぶっ飛んでいて説明不能におかしいくらいのニュアンス。

派手なCGとB級コメディが混ざり合った、あの妄想シーン群を指して生まれた言葉なので、「チュィラル」=このドラマ特有の狂気のジャンル名だと思ってください。味覚ボーイズはその最高到達点です。

③ メンバー名は、味+本名を組み合わせたシンプルなネーミング

「쓴맛관철(苦味グァンチョル)」「단맛문익(甘味ムニク)」……これ、韓国語で並べると語呂とリズムが妙に気持ちいいんです。

特に「짠맛지용(チャンマッチヨン=塩味ジヨン)」は、音の響きだけで既存のアイドル名を連想させる作りになっていて、字幕の「塩味ジヨン」からは伝わりにくい部分。ついでに応援棒がしゃもじ(밥주걱)なのも、炊事兵ネタとして見事にオチまでついています。

味覚ボーイズが見られるのはどこ?

肝心のMVシーンが見られるのは、『伝説のキッチン・ソルジャー』第6話です。

  • 作品名:伝説のキッチン・ソルジャー(原題:취사병 전설이 되다)
  • 全12話/2026年5月11日〜配信
  • 日本での配信Disney+(ディズニープラス)にて見放題独占配信
  • 制作:スタジオドラゴン(『愛の不時着』『涙の女王』)
  • 主演:パク・ジフン

ウェブトゥーン原作の「ミリタリー×料理×ゲーム」という異色設定で、韓国ではtvNで放送されたTVINGオリジナル作品として歴代最高視聴率を記録。第5回・青龍シリーズアワードでは3冠を獲得しました。

ウリ

味覚ボーイズ目当てで6話だけ見るのももちろんアリですが、正直、1話から見ないと「なんでこの人たちが急に踊り出すのか」のおもしろさが半減しちゃいます。ぜひ第1話からどうぞ!

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味覚ボーイズまとめ

  • 味覚ボーイズは『伝説のキッチン・ソルジャー』6話の妄想シーンから生まれた5人組
  • メンバーはカン・ハギョン/イム・ジホ/イ・サンジュン/カン・ジュンギュ/キム・ムンギ
  • 踊れすぎの理由は、元アイドル1人+ミュージカル俳優+1か月半の猛練習
  • 注目株はやはり元MYNAMEのカン・ジュンギュ。日本での活動歴があるので、知っている方も多いはず
  • そして全ての元凶(褒め言葉)はイ・サンイ

ネタ企画として始まったものが、猛練習の末に音楽番組と授賞式のステージまで行ってしまった。この「本気でふざける」姿勢こそが、いま韓国のコンテンツがいちばん強い部分だと思います。

2ndアルバム、待ってます。

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